ブタナとブタクサ

「ブタ」の名がつくだけという安易なくくりだ。キク科という共通点もあるが見た目はまったく似ていない。ともに外来種で名前の付き方にも共通点がある。ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属ヨーロッパ原産の帰化植物で全国に分布する。場所を選ばずどこにでも生えているが、牧場など広い場所では見事な群生が見られる。名前はフランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)からきている。タンポポに似ているのでタンポポモ...

サラシナショウマとヤマブキショウマ

ショウマ(升麻)がつく植物がいくつかあることは知っていた。北海道ではサラシナショウマやトリアシショウマ、ヤマブキショウマなどがある。姿かたちが似た植物ではあるが、調べてみるとこれら三つともすべて科が違うことがわかった。サラシナショウマはキンポウゲ科、トリアシショウマはユキノシタ科、そしてヤマブキショウマはバラ科だ。何でこんなことになるのか?それで「ショウマ」が付く植物はいくつあるのか、そしてそれら...

ヤマハギとメドハギ

今日はハギ(萩)の仲間。マメ科の植物には独特の特徴があるのでわかりやすい。まず葉っぱが丸い。花は蝶形あるいは上下にくちばしを開いたような形になることもある。ハギといえば弧を描いてしなやかに垂れ下がるつる性の姿を思い浮かべる。近所にも赤と白の大きな株が見事に咲いていた。しかし、野に生えるハギの仲間には地味なものが多い。ヤマハギ(山萩) マメ科ハギ属マメ科の落葉低木である。ほぼ全国に生えているが、エゾ...

ミズアオイ・ツユクサ

今日は花が青いというだけの共通点で組み合わせた。残り少なくなるとこんなことが悩ましくなる。ミズアオイは特に仲間が極端に少ない植物のようだ。ツユクサに関しても同じようなことが言える。どちらも日本在来の植物で仲間が少ないもの同士だが、生育環境は全く違う。ミズアオイ(水葵) ミズアオイ科ミズアオイ属水田の畦や湖沼などに生息する水生植物である。水に生え葉の形が葵に似ることからこの名がついた。葉は水面下では...

カワラハハコ・アメリカセンダングサ・ノボロギク

披露する写真がだんだん残り少なくなってきた。たくさんあったキク科もそろそろネタが尽きてきた。キク科は意外に目立たない花の種類が多いことがわかってきた今日も綺麗に咲かないタイプのカワラハハコ、エゾノタウコギ、ノボロギク。残りの組み合わせも考えて三つ登場。カワラハハコ(河原母子)キク科ヤマハハコ属ヤマハハコの1亜種と言われている。ヤマハハコが山に生えるのに対し、河原の砂地に群生する。葉は無柄で茎に互生...

オニシモツケとナガボノシロワレモコウ

今日もバラ科というだけの共通点の組み合わせで両者は全然似ていない。ただ、どちらも庭に植えてもいいだけの風格を持っていると思う。実際、上野ファームではオニシモツケは多用されている。もう一つのナガボノシロワレモコウは春光台の野原で初めて見た植物だった。これも庭に植えても鑑賞に耐えられる植物だと思う。オニシモツケ(鬼下野) バラ科シモツケソウ属オニシモツケはシモツケとなっているがシモツケソウの仲間である...

サボンソウとマツヨイセンノウ

多くの野草の中には最初は園芸植物として扱われていたものも多い。中には現在でも園芸植物として庭に植えられている植物が野原に逃げ出したものもある。また、野草として希少ゆえに園芸植物としても珍重されるケースもある。今日の二つは、空地や道端で見つけたとき、これは園芸植物?と思った似た者同士だ。サボンソウ(サボン草) ナデシコ科サボンソウ属ヨーロッパから中央アジア原産で明治時代に園芸用として栽培された。その後...

イチビとガガイモ

いままで同属だったり同科だったり何かしら関係のある植物をセットにしてきたが、今日は全く関係がないふたつである。どうしてかというと、今年撮影した植物の中では仲間がいないふたつだったのだ。唯一似ているのは葉っぱの形くらいか。イチビはエノコログサの空き地で一株だけ咲いていたものを撮影した。一方のガガイモは河原や道路わきで何度も目にしている。時に背の低い松の木を覆い尽くさんばかりになっていた。イチビ アオ...

シナガワハギ

萩といえば長い枝をしだれさせて赤や白のマメ科特有の花を咲かせているのを思い浮かべる。他にハギ(萩)と名がつく植物は調べてみると結構ある。シナガワハギ、ナンテンハギ、ヌスビトハギ、センダイハギ、メドハギ、そしてヤマハギなどである。この中でナンテンハギだけ見たことがないが、どれも直立するものが多くて形からするとハギのイメージはない。花が似ているのはヤマハギだろう。ハギと言われてもエッ!と思うのはシナガ...

アザミとゴボウ

知らない植物を調べるときは何科の植物であるか、もっと先を読めば何属か、あるいは何の仲間であろうかと想像して調べることになる。しかし、時に間違った思い込みをして違う方面ばかりを探してしまうこともある。そんな時はもっと植物全体を詳細に見ることが大切なのだが、実はそれが難しい。ある日、かなり広い空き地で花がアザミにそっくりの植物を見つけた。きっとアザミの仲間に違いないと図鑑やネットを駆使して調べてたがそ...
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