サボンソウとマツヨイセンノウ

多くの野草の中には最初は園芸植物として扱われていたものも多い。
中には現在でも園芸植物として庭に植えられている植物が野原に逃げ出したものもある。
また、野草として希少ゆえに園芸植物としても珍重されるケースもある。
今日の二つは、空地や道端で見つけたとき、これは園芸植物?と思った似た者同士だ。

サボンソウ(サボン草) ナデシコ科サボンソウ属
ヨーロッパから中央アジア原産で明治時代に園芸用として栽培された。その後、人里近くの原野、道端等に野生化した。
サボンソウの根茎にはサポニンを多く含み、刻んで水に入れて振ると泡が出てくる。
泡はすぐに消えずに汚れを落とすことからシャボンソウあるいはサボンソウよ呼ばれる。
学名はSaponaria(サポナリア)、園芸名でソープワートとも呼ばれる。
151104サボンソウ03
住宅地の中の空き地で見つけた。
ひょっとしたら栽培されていたものかもしれない。

151104サボンソウ01
周囲にはエゾミソハギ、クサフジ、ミント、ホソバウンラン、ニラなどがそれぞれ固まって咲いていてなかなか見ごたえのある空き地だった。

151104サボンソウ02
この草むらの中では際立って美しく見える。


マツヨイセンノウ(待宵仙翁) ナデシコ科マンテマ属
別名ヒロハノマンテマ。
原産地はヨーロッパから西アジアで、明治時代に観賞用として移入された。
逸出したものが帰化植物として定着したという経緯はサボンソウとまったく同じである。
マツヨイグサのように夕方に花が開き朝に閉じることからこの名がついた。
花が似ていることからセンノウの名を持つがマンテマの仲間である。
学名はSileneで園芸種のフクロナデシコとも同じ仲間である。
雌雄異株である。
マンテマ属は似たものが多く、下の写真がマツヨイセンノウである自信は全くない。
151104マツヨイセンノウ01
春光台に上がる坂道の脇に白い花が咲いているのを見つけた。
近寄ってみるとシレネだった。
この時の私の知識はシレネ=フクロナデシコというくらい。
それが間違っていたというわけではないが、
この花がマンテマ属でいくつか種類があるなんてわかっていなかった。

151104マツヨイセンノウ02
これが雌花だ。
花の中央に花柱が5本合わさっている。

151104マツヨイセンノウ04
こちらが雄花。
オシベは10本あるらしいが写真ではよくわからない。
幸運にも、写真を拡大してみて初めて雄花と雌花が写っていたことがわかった次第。

151104マツヨイセンノウ03
細いのに割としっかり立っている。
草丈は30~40cmくらいか。

あくまでもマツヨイセンノウとして説明を書いたが違うという場合は教えていただきたい。


SONY NEX-3
E18-55mm F3.5-5.6
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。