お酒の規制が始まる?

先日、朝の某番組で小倉智明氏が、WHOがタバコに続いてお酒の規制に乗り出すという話をしていた。
ちょっと驚いたと同時に、お酒はタバコと同じだろうか?と言う疑問がわいてきた。
タバコは少量でも益はないし周囲にも迷惑をかけるが、酒の場合は飲み方の問題ではないのか。

ところがヨーロッパではすでに規制に乗り出しているところもあってその進捗状況はかなりのようだ。
イギリスでは、ビールを飲んで大騒ぎする若者の存在が社会問題になり、政府が「飲み放題」の宣伝や「早飲み競争」の禁止法を検討している。
ワイン大国・フランスは健康への害を重視。仏保健省は昨年、「1日1杯のワインでがんの発生リスクが最大168%増す」と警告し、禁酒キャンペーンを始めた。
やはりワインの国であるイタリアでは、昨夏から街頭でのアルコール販売が禁じられた。イタリアでは独自の対策に乗り出した自治体もあるそうだ。ミラノ市は2月末から14~24歳の少年や若者を対象に禁酒キャンペーンを始め、アルコールをやめれば、賞金や旅行券などを与える報奨制度を設ける計画という。
スウェーデンでは厳冬期にウオツカなど度数の高い蒸留酒を浴びるように飲み、体を壊す人が多かったことから、政府は長く酒の製造、輸出入、流通すべてを専売制にしていた。いまも小売りは国営店のみだそうだ。

健康被害もさることながら犯罪や交通事故などのリスクも深刻さを高めている。
1月に世界保健機関(WHO)の執行理事会が「アルコールの有害な使用を減らす世界戦略」を承認したことで、アルコール規制の流れは全世界的なものになりつつある。それを先導したのがヨーロッパと言うわけだ。
WHOはタバコ規制の先頭に立ってそれなりの成果を上げた。
次にお酒に標的を定めてきたというわけだ。
とりあえずは酒の安売りや飲み放題の規制が焦点となりそうだ。
WHOによると、2004年時点で飲酒に起因した死者数は全世界で推定250万人に上ると言っている。
しかし、ワインやウィスキーの本家、ヨーロッパでは反対意見も根強い。
酒はその国の文化だ。節度ある飲酒を啓蒙すべきだと言うのが酒造メーカーやお酒ファンの意見のようだ。

さて、日本はどうだろう。
日本にもお酒の文化はある。
日本特有の「接待」は汚職撲滅の旗印とともに激減した。
政界と料亭の密着度もいまや薄れてきたのかもしれない。
それでも、職場や趣味のグループも含めてお酒はコミュニケーションの具として欠かすことは出来ないようだ。
私と言えばもとは付き合いには参加してきたが、この世から酒がなくなっても一向に困らなかった。
しかし、タバコをやめたのを機にお酒を飲むようになってしまった。
もし規制されれば影響を受ける一人となるかもしれない。

酒がもたらす悪影響を否定するつもりはないが、規制という外圧でそれをコントロールするのはどうなのかという疑問はある。
体に悪いというのであれば夜更かしも規制しなければならないだろう。
あるいは過度の運動も規制しなければならないかもしれない。
要するに、ある結果を得るために枠をはめることが人の心にどういう影響を与えるかも考えなければならない。
規制は教育し啓蒙するという方法もあわせて必要なのかと思う。
規制を始めた各国もWHOも禁止に向かっているのではないようだ。
効用とリスクの手綱をうまくコントロールしてくれることを願う。

私といえば、今日はビール1缶(350ml)と日本酒コップ1杯でこれを書いている。
まあ、説得力はあまりないか。

1005キザキイチゲ01
やっと白い花を持ち上げてきたキクザキイチゲ。
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