50mmで花を撮る

50mmってどういうレンズなのだろう。
標準レンズと言われるけれど何が標準なのか。
何mmと普段呼んでいる数字は焦点距離、言い換えれば視野角のことだ。
人が漠然と前を見ているとき、見えている範囲に最も近いのがこの標準レンズなのだ。
それより広い範囲が写るものを広角レンズ、狭い範囲が写るものを望遠レンズというわけだ。

ところが実際は両目で見る視野角は160度もあると言うことだ。
レンズにすると15mmほどで魚眼レンズ並だ。
しかし実際ものを注視してみるときはそれほど広い範囲を見ていない。
そのときしっかり見えている範囲が25度から50度くらい。
どちらかと言えば中望遠の視野角に近い。
漠然と見たり凝視したりと、そのときの集中の仕方や心理状態によって視野角は違っているのだ。

昨日書いたように人の目とレンズは違う。
なんたって人の目はふたつ、レンズはひとつだ。
人はふたつの目で焦点を合わしているので、焦点の合っていないところは左右にブレている。
片目になると一眼レフカメラに近くなる。
絞りにあたるのが虹彩と呼ばれるところだ。
虹彩は周囲の明るさで変わるオートマチックだ。

カメラで言うフィルムやセンサーにあたる部分が網膜だ。
網膜の感度は常に一定なので。
外の明るさが変わると虹彩で取り入れる光を調節することになる。
つまり絞り優先のAE機能は人の目にはないのだ。
そういった意味ではカメラの方が人の目より優れているところはたくさんあるのだ。
それが写真の驚きを生むことになる。
見えないものが写真には写る。

さて、この50mmで撮った花の写真はどんな風に見えるのか。

1007アジサイ02
アジサイ
F4.5

1007ピンクメイディランド01
ピンク・メイディランド
F1.8

1007シュークラッグ01
ゲラニウム・シュークラッグザ・フェアリー
F2.0

1007ヘメロカリス01
ヘメロカリス
F2.0

ボケを強調するために絞りは開き気味にした。
単焦点レンズならではの値だ。
すごく自然な視野と奥行きのようだが、実際の目ではこれほど背景はボケない。
それでも自然に見えるところが写真の不思議ともいえる。
この不思議さがわれわれを写真の虜にする。


EOS 5D Mark II
EF50mm F1.4 USM
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コメント

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そうなんですよね・・・虜です。
F1.4にしてみてはピントが合わないとぼやきつつ・・・やっぱり今日も開放です。
このボケが好きで一眼レフを買ったんですもの^^

そうそう、1.4はピントが難しいですね。
特に出入りのあるものが難しいですよね。
そんなときは少し引いて撮ったほうがいいみたいですね。
まだまだ感覚がつかめないでいます。
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