タデ科を愛でる

ひとつだと冴えない植物でも集団になると、がぜん綺麗になったり凄みが出てきたりするものがある。
代表的なのがタンポポの類だが、タデ科の植物もなかなかだな~と見直した。
タデ科でも群生するのはイヌタデ属が主だ。

庭ではもっぱら雑草扱いだ。
野生のイヌタデ属を庭に植えるのはよほどの覚悟がいる。
わが庭では今年イヌタデとタニソバらしきものが大量に発生して、見つける度に引き抜いている。
成長が早くて一回抜き忘れると種を落としてさらに増殖する。
ヒメツルソバのようにグランドカバーとして使えるものもある。

タデ科には14属ある。その中でもイヌタデ属が37種あって一番の大所帯だ。
花は茎の先端に丸くつくタイプと長くつくタイプがあって、それぞれによく似た別種がある。
ぱっと見でその種を特定するのはやさしくない。
花自体は地味だが広いところで群生するとそれなりの見栄えはある。
秋に紅葉が多くそれも見所だ。

1010タデ科01
アキノウナギツカミと思われる。
ネットなどで調べると花色は白っぽいものが多いようだ。
名前の由来は茎に棘があるので、この草でうなぎを掴むと滑らず掴めるという話からきている。
ちなみにナツノウナギツカミというのもあるが、これは沖縄地方だけの絶滅危惧種のようだ。

1010タデ科02
上とは別株だがそれほで大きな群生はしていなかった。
なかなか紅葉がきれいだ。
これなら庭に植えてもいいかなと思う。

1010タデ科03
ミゾソバと思われる。
アキノウナギツカミもこんな花色が多いことからよく比較される。
鑑別は葉の形だ。

1010タデ科04
ミゾソバの群生。
上写真とは別株で花はほとんど白い。
葉の形はアキノウナギツカミが細い柳葉なのに対して、こちらは独特の形で葉の付け根側が広がっているのが特徴だ。

1010タデ科05
最初はママコノシリヌグイかとも思ったが、葉の形が違うように思われた。
ママコノシリヌグイは割とはっきりした三角形をしているがこれは少し違う。
葉の茎側が細くなっているのでタニソバと思われる。
これもなかなか紅葉がきれいだ。

1010タデ科06
さて、これは何か?
こんな比較をするとは思わなかったので詳細な写真は撮っていない。
花やかろうじてわかる葉の形などから、ヤナギタデではないかと思う。
ヤナギタデは俗に言う「蓼食う虫」のタデのことで、ホンタデとかマタデとも呼ばれる。

1010タデ科08
ごぞんじイヌタデ
見事な群生だったので撮っておいた。
これは誰も間違えないと思うだろうが、ハルタデやサナエタデなどよく似たものもある。


1010タデ科09
ミゾソバとイヌタデのツートンカラーだ。

こうやって比較してみるとなかなか面白い。
じっくり見てみるとなかなかかわいいが、まだ自分の庭に植えようとは思わない。
もし、私が広大な庭をもった暁には、一部にタデ園なるものを作ってみるかもしれない。。

EOS 5D Mark II
EF24-105mm F4L IS USM
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コメント

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アキノウナギツカミは草姿がいいですね。
オトギリソウもそうですが、草姿がいい野草に惹かれます。
私がママコノシリヌグイだと思っていたものはタニソバだったんですね。
うーん。手強いなぁ、タデ科!
でも紅葉がきれいで、他所で見ている分にはとても気持ちいいです。
個人の庭だと管理が難しいかもしれませんが。
グランドカバーとしては、コブナグサもいいんですよ。
tokiさんにはそう言って穂を持ち帰ってもらいましたが・・・果たして!(^.^;)

アキノウナギツカミ、草姿はまとまっていていいですね。
この花色ははネットでもみつからないですね。
今度行ったら種か株を持ち帰ろうかなと思います。
ただ来年の春に見つけられるかが問題。
タニソバはうちの庭にも出てくるので馴染みの植物です。
こうやって調べるのが本当に楽しいですね。

コブナグサもいいですね。
tokiさんが穂を持っていくのを見て本当は私も持ち帰りたかったのです。
私は株で持ち帰りたかったのだけれど、あの時は出来ませんでした。
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