月光とピエロ

あした、「ア・カペラ合唱祭」に我が男声合唱団が出演する。
ア・カペラというくらいだから無伴奏の曲をやらなくてはならない。
我が大雪山麓男声合唱団の曲目は男声合唱組曲「月光とピエロ」から「月夜」と「秋のピエロ」である。
「月光とピエロ」は男声合唱をするもので知らないものはいないといっていいほどの名曲である。
日本人作曲家による本格的な男声合唱の最初の曲といわれ、いまや男声合唱の古典とかスタンダードと言われる。
古いが現在でもよく演奏される。
新しい曲をすればするほど、また原点に戻りたくなる曲のひとつだ。
私が高校の時にこの曲を聴いて、それ以来ずっと男声合唱をすることを夢見てきた。
作曲は清水脩(故人)で現在の日本の現在に至る男声合唱のスタイルを築いた人といっていい。
男声合唱といえば多田武彦の名が浮かぶが清水脩はその師匠でもある。

詩は堀口大學。
これについて語ればこれまた枚挙に暇がない。
堀口大學はフランス文学者でフランス文学の訳者としてのイメージが強かったが、数多くの詩を残している。
「月光とピエロ」は彼の同名の詩集による。
大學は外交官であった父とともに長くフランスに住んでいた。
そのときの彼の経験がこの詩の元になっていると思われる。
自分自身をピエロに置き換えて叶わぬ恋を嘆きと悲しみで詠っている。
月明かりに照らされた真っ白な顔が映像に浮かぶ。
組曲は全部で5曲。その最初の曲が「月夜」である。

「月夜」
月の光の照る辻に
ピエロさびしく立ちにけり。

ピエロの姿白ければ
月の光に濡れにけり。

当たりしみじみ見まわせど
コロンビイヌの影もなし。

あまりに事のかなしさに
ピエロは涙ながしけり。

下のリンクから慶應義塾ワグネルソサエティの1971年の録音が聴けます。
「月夜」 「秋のピエロ」
ただし、Real Playerのインストールが必要です。

1101雪帽子01
最初は小さかった雪の冠が大きくなってきた。
そろそろ落とさないと竹が折れてしまう。

NEX-3
E18-55mm F3.5-5.6
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