シーベルト

さきほど静岡で地震があった。
震度6強だ。
いったい日本はどうなっているのかと思う。
この次は富士山の噴火?

さて、ここ数日は福島原発が気になってならない。
そして東電の人たちの記者会見の仕方がどうも気になる。
聞く側が深刻になっている割りに事務的なものの言いようだからだ。
会見する側は聞く側の気持ちを汲む様子はなく一方的に状況を伝えるだけで現場の空気が読めない。
記者会見たちの突っ込みにおどおどする姿を見ると誤解されないかと不安が募る。

誤解ということからいうと
チェルノブイリを想像している人が多数いると思うが、あのようなことには絶対にならない。
チェルノブイリは原発の運転中の暴走事故、つまり核分裂反応が制御できなくなって爆発した事故だ。
それに対し福島は運転停止後、余熱を冷却する装置がことごとく故障してしまったためにおきている事故なのだ。
核物質が核分裂反応して出るエネルギーやそれに付随して出る核物質の量は、単に熱くなった核燃料から出るそれとは桁違いに違う。
ただ、今一番懸念されるのは核燃料がそれ自体で核分裂連鎖反応を始める臨界になることだ。
今度は制御ができないので放射性物質は広く拡散することになるだろう。
そして核反応を起こした燃料からはおいそれとは近づけないほどの莫大な放射線が出てくる。
以前に東海村で起きた核燃料の臨界事故とは比べ物にならないくらい被害が出る可能性がある。
それだけは何としても抑えてほしい。

さて、本題のシーベルト(Sv)。
シーボルトでもなければシューベルトでもない、ましてやシートベルトであるはずもない(^^;)☆\バキッ
実を言うと私は原発については素人だが放射線については多少知識がある。
テレビで盛んに出てくるシーベルトについて少し説明することにする。
テレビを見ている人はそれが放射線を表す単位であることは分かるがいまいちピンときていないのではないかと思う。

まずシーベルト(Sv)という単位の意味。
放射線量を表す単位と言ってもまだよく分からないだろう。
それでは放射能と放射線の違いを説明することで少し分かるかもしれない。
放射線→放射性物資から出てくる電磁波あるいは粒子。
放射性物質→放射線を出す物質
放射能→放射性物質が出す放射線の量(1秒当たり)単位はベクレル(Bq)
放射線量→人が受ける放射線の量 単位はシーベルト(Sv)
放射線量率→単位時間当たりの放射線量(通常は1時間当たりの量)単位はSv/h(1時間)

ちなみにm(ミリ)は1000分の1、μ(マイクロ)は100万分の1である。
1mSv=0.001Sv  1μSv=0.000001Sv

例として熱く燃えたストーブを想像していただきたい。
ストーブからは熱が出ている。
手をかざすと熱さを感じる。
これを放射性物質に置き換えると、
ストーブ本体放射性物質
ストーブが発する熱(輻射熱という)が1秒当たりにどれだけ出ているか放射能
その熱(輻射熱)そのものが放射線
同じストーブから出る熱でも受け取る場所で熱さが違う。
つまり同じ放射性物資から発せられた放射線でも受け取る場所によってその量が違うわけだ。
放射性物質が塵になって大気に放出されると言うことは、小さなストーブがたくさん放出されるということだ。
体についたものならば払い落としたり洗い落としたりすれば良いが、吸い込んだり食べたりして体に入ると持続的に被曝する。
これは避けなければならない。
家から外へ出るなというのはそういう意味だ。

ちなみに放射線業務従事者1年間に被曝してよい許容量は50mSvである。
3ヶ月の許容量は30mSvである。
時間当たりの許容被曝量が増えていると思う。
短時間に限ればもっと被曝できる。
被曝による体の損傷は軽ければ時間で回復できるからだ。
一般人の被曝許容量は1年に1mSv、ただし医療被曝に関しては制限はない。
ここまではトータル線量の話である。
原発の外で計測されているのは線量率(1時間あたりの線量)のことである。
報道で言っている400mSvというのは正しくは400mSv/hである。
一瞬でも時速100kmがあるように一瞬でも400mSv/hという値は計測される。
1秒間だけ400mSv/hの放射線を浴びたとしたら被曝量は400mSvの3600分の1の線量、約0.11mSv(110μSv)ということになる。
一時被曝としてはまったく問題ない量である。
仮に1時間持続して400mSv/hを計測する場所にいるとトータル線量はそのまま400mSvの被曝をしてしまう。
これは障害が起きる量だ。

放射線障害についてはここを参照していただきたい。
一番下に線量と障害について書いてある。
Gy(グレイ)という単位は障害が起きる程度から判断した放射線量のことで、X線ならSvと同等、粒子線なら若干値が変わる。
0.50Gy=0.50Sv=500mSv、1.00Gy=1.00Sv=1000mSvと考えてもらってよい。

さて現在の福島第一原発の周囲の危険度だが、原発のごく間近以外は危険な線量ではない。
しかし、いつ重大なことが起きないとも限らないことを思えば政府の言うとおりに避難しておいた方がよいと思う。
関東や仙台で計測した値はほとんど無視してよいような値で外にいても何もする必要はない。
しかし、異常な事態であることに変わりはない。

いつも思うことだが、世界で唯一の被曝国日本なのになぜ核や放射能についての科学的な教育がなされないのだろうか。
日本は世界でもっとも核について詳しい国民でなくてはならないと思うのだ。
それでなくては核をなくすために日本が世界の先頭に立つことなど出来るはずがない。

1103コンラートフェルディナントマイヤー
コンラート・フェルディナント・マイヤー
話題とは全く関係ないがこのところ写真を撮っていないので。

また寒くなってきた。
被災地も冬の寒さになるそうだ。
せめて暖かいたべものが届きますように。

EOS 5D Mark II
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
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コメント

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potatoさん ご無沙汰しております<(_ _)>
遅くなってしまいましたが、ご心配いただき本当にありがとうございました。
おかげさまで電気が2日前、水道が昨夜復旧してだいぶ気持ち的にも楽になっております。

ガスがまだですが、避難所の方々に比べればそんなのはいつでも良いようなものです。
今までいかに贅沢な生活をしていたのか実感いたしました。
引き続き倹約生活をしていきたいと思ってます。

日本中から暖かいお言葉をいただき本当に嬉しかったです<(_ _)>

boomamaさん
ご無事で何よりでした。
住所からいって津波は届いていないだろうとは思いましたが、あれだけの地震であいたからね。
電気、水道が復旧したとのこと、何よりです。
物資不足と情報不足が深刻だそうですね。
早くこの点も解決してほしいですね。
健康には特に気を付けてくださいね。
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