花見と野球

石原東京都知事が「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と言って事実上の花見禁止令を出したことが話題になった。
太平洋戦争を引き合いに「同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感ができてくる」「戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」と言ったとか。
一方で岩手県の酒蔵が「お花見でお酒を飲んで」とyoutubeで呼びかけた。
かろうじて生き残った酒蔵もこのままでは自粛のために死んでしまうとの訴えだった。

似たような話に、野球界のある大物が「戦後3ヶ月後には野球を開催した」と戦後の話を持ち出して、復興の希望となることを強調して、その結果プロ野球セリーグの開幕を予定通り3月25日に行うと発表し、選手会や各方面から顰蹙を買った。
何言ってるんだ、3月25日は震災から3ヶ月じゃなくてたった2週間だ!
まだそんな状況にはない、と結局は4月12日に延期された。

共通するのは戦後のことを引き合いに出したことだ。
しかし、内容の方は正反対、ひとつは自粛しろということでもうひとつは野球をやって元気になろうということだ。
花見と野球、どちらも娯楽的なことだが世の反応は微妙な違いを見せている。
言えることは今の状況は戦後とは全く違うと言うことだ。
戦後は国民全員が被災者であり、復興のみに人々が動き始めたときだった。
しかし、この震災は広範囲とはいえ日本の一部の地域でありその他の地域の経済はまだ健全なのである。
ゆえに極端な自粛ムードによって経済の二次的被害が生まれることが懸念されている。
一方では、被災地では被災状況もまだ把握できていないこと、原発の状況はどうなるのか分からないこともあり、まだ復興の段階ではないとの見方もある。
野球をすることも見ることも経済活動のひとつともいえるが、これには電力不足という事情が大きく響いている。
戦後のように青空の下でやるのだったらいいのではないかと思うがどうだろうか。

今、仙台沖で大きな地震が起きたようだ。
今日はこれで終わり。

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ヴニール・ドゥ・フィレモン・コシェ
EOS 30D
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
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