レベル7

昨日、福島原発事故のレベルを今までの5から一足飛びに7とすることが発表された。
かなり唖然とする内容だ。
韓国の中央日報はチェルノブイリ級の事故を今まで隠していたと報じている。
ロシアの専門家はレベル7は過大評価だと疑問の声を上げた。
フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)のグルメロン放射線防護局長は「現時点で福島事故は極めて重大だが、チェルノブイリ級ではなく、将来そうなることもない」と指摘した。
一方、アメリカ原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は記者団に対し「事故が深刻であることは明らかであり、(レベル7の)決定に驚きはない」と語った。
中国は日本政府の説明が不十分だといい、「日本は速やかで全面的、正確な状況説明をしてほしい」と冷静な態度。
反応はさまざまだ。

いったい政府は何を考えているのか?
私は11日のブログ、「風評被害」で最悪を伝えることが必要と書いたが、私はこんなことを求めていたわけではない。
(政府も私に答えて発表したわけではないが)
早い段階で正確な情報を伝え、これから起こるであろう最悪をも予想しなくてはならないということだ。
この発表は過去に起きたことを訂正する形で行われたのだ。
最初、政府の記者会見でもテレビの専門家もチェルノブイリのようにはならないと語った。
それはレベル7にはならないと言ったも同じだ。
それは正しかったと思うし今でも7にはなっていないと思う。
私は嘘や間違いを犯してはいけないと書いたがほぼそれに該当するかもしれない。
いっぺんに信用をなくしてしまったと思う。

世界の人はレベル7=チェルノブイリと理解している。
今、レベル7と発表することの重大性を政府は理解しているのかと疑う。
これからの日本は世界から、レベル7の風評被害に悩まされ続けることになるだろう。
特に輸出と観光は大打撃を受けることになるだろう。
その責任を政府はどう取るつもりなのか。

政府がしなければならないことは広い範囲の正確で詳細な放射能の種類と濃度分布を発表することだ。
今回のレベル7もそこから流出した放射能の量を計算したのだと思う。
なぜそのデータを表に出さないのか?
政府のレベル7の発表よりかははるかに説得力のあるものになるはずだ。
どんなレベルかは世界の専門家がやってくれるだろう。
それで世界も安心できるのだ。

今日のニュースで、風評被害をなくそうとする運動について報じられていた。
しかし、買おうと思っても店頭にないのが現状のようだ。
やはり流通過程での営利追求が流通を阻んでいるようだ
一方産地ではタダ同然に買い叩かれているのが現状だそうだ。
そこで生産者は直販に出かけたり、ネット販売をしたりしてなんとしようとする姿が報じられていた。
被災地を応援するためにも出荷制限のない作物を積極的に買おうとする市民がたくさんいることがわかった。
喜ばしい限りだ。
我が家でもせめてできることとして被災地のものを積極的に買おうと思う。

<後述>
もうひとつ唖然としたのは東電社長の記者会見だ。
補償について聞かれると「一日も早く、政府と協議して」を連発した。
1ヶ月も雲がくれ状態で、出てきたと思ったら何も決まっていないと言いにきただけか。
事故への対応についても「適切に対応できた。ベストを尽くした」ともう終わったような発言だ。
何しに来たんだ。

1104春の息吹
春の息吹

原発の心配は耐えないが、このことに書くのはしばらくお休みしようと思う。
書いているうちに、気が滅入るし怒りの気持ちも強くなる。
今日、宮城県石巻市の「墨廼江」と宮城県大崎市の「伯楽星」というお酒を注文した。
さて「南部美人」でも飲んで寝よ!

EOS 5D Mark II
EF70-200mm F4L USM
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