ゼロになるからだ

前に「いつも何度でも」のことを書いた。
この歌詞で一番印象に残ったのは「ゼロになるからだ」という言葉だった。
「ゼロになるからだ」とはなんだろうか?
アマゾンで覚和歌子の著書を探したら「ゼロになるからだ」という本があるのを見つけてすぐに購入した。

これは「いつも何度でも」がヒットした後に書かれた本のようだ。
不思議な物語あつまり、それが私の第一印象だ。
詩のような区切りで文章が書かれているが、これは明らかに物語だ。
ショートショートあるいは現代の寓話とでも言うようなものかもしれない。

登場人物はただの「おばさん」だったり「おじさん」だったりする。
何気ないよくある日常から当たり前のように不思議な世界と導かれてゆく。
悲しい話なのにあっけらかんとしている。
暗い話なのにほのぼのしていたりする。

物語の中で本のタイトルでもある「ゼロになるからだ」という言葉が登場することはない。
普通に考えれば「死」を意味するように思うが「いつも何度でも」を読めばそうでないと思える。
それは何かの始まりを意味しているようにも見える。

この本ではたくさんの「死」がテーマとして取り上げられているのだが、
それは単に「終わり」を意味するのではないことが分かる。
読んでいて、私の日常にもこのような世界が突然開けるかもしれない予感を抱かせる。
そして読み終わって少しだけ心がすっきりする。
文章のジャンルはあまり気にせずにそのまま読むのがいいと思う。

1106ワスレナグサ01

今日も温かくなった。
早咲きのゲラニウムなんて書いているうちに全部が咲きそうな雰囲気になってきた。
あともうちょっと、開花の爆発が始まる。

EOS 5D Mark II
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
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