HDR

二つ前の記事「どんよりと美瑛」で「曇り空の白さと、地上の暗さのギャップに苦しめられた。」と書いた。
実は私のカメラには黒つぶれや白とびを防ぐ機能がついている。
だから、最初の写真はフラットで寝ぼけた写真になる。
フラットになるにしてもどこに露出をあわせておくかが後々大事になってくる。
ここからコントラストを上げて調整するわけだが、必ずどこかが犠牲になっていくことが多い。
そこでデジタルならではの解決方法がある。
それがHDRだ。
正確にはハイダイナミックレンジ合成(high dynamic range imaging)という。

HDRには3枚の画像を使う。
明るい画像、中間の画像、そして暗い画像。
それぞれのちょうどよい濃度の部分を合成するのだ。
前の記事で「露出を空に合わせれば、地上は真っ暗、地上に露出をあわせれば空は白飛トビしてしまう。」と書いたが、空に合わせた画像から空を、地面に合わせた画像からは地面を取り出して合成すればよいわけだ。
うまく使えばディテールのコントラストは保ったまま白とび、黒つぶれを抑えることができる。

それで前の記事で問題となった画像で試してみる。
1108HDR01
まずはオリジナル画像。

1108HDR02
これにHDRをかけるとこのようになる。
このあたりだとまだ普通の写真として通用するだろう。

1108HDR03
一度HDRをかけた画像にもう一度HDRをかけるとこのようになる。

HDRは前からやってみたいと思っていたがPhotoShopCS3は高すぎるし手を出せないでいた。
そこに以前体験版で使ったことのあるSILKYPIXの最新版にHDR機能がついたことを知った。
そこでさっそく「SILKYPIX Developer Studio Pro 5」30日体験版をダウンロードしてみたというわけだ。
このソフトは3枚の写真を撮らなくてもRAW画像はもちろんJPEG画像からでもHDR画像を作ることができる。
画面にあるスライドレバーを左右に動かすだけで簡単に操作できるので簡単だ。

もうちょっと遊んでみる。
1108HDR12
オリジナル

1108HDR13
違いがわかるだろうか。
空と建物の明るさを比較してほしい。
普通の写真として調整するには便利なソフトだ。

HDRは強めにかけると独特の非現実的な画像に生まれ変わる。
メルヘンチックになったり不気味な雰囲気にもなる。
1108HDR06
オリジナル

1108HDR07
HDR

1108HDR08
オリジナル

1108HDR09
もともとコントラストが大きくないのでHDRをかけてもあまり大きく変わらない。
そこでHDR2度かけて、淡くなったところで彩度を上げてみる。
これくらいやると絵に近い。

1108HDR10
かんのファームの小さな花苗売り場。
これは1回だけ。
元写真によって変わり方の度合いが違う。

1108HDR11
花壇の前にたたずむおじさん?
これ、実はかかし(案山子)なのだ。

最近はカメラ自体にHDR機能がついている。
私のNEX-3にもHDRがついている。
カシャカシャカシャと3枚撮影してそのまま合成写真を作ってくれる。
でも合成度合いを調節することができない。
それに比べてこのソフトはどの画像でも対象にできるし使い方が簡単なのがいい。
買ってしまいそうだ。
本来はRAW現像ソフトなわけで今回の画像はすべてSILKYPIXで現像している。
今まで使ってきた「Digital Photo Professional」と比べても使い勝手は悪くない。
加えてかなり多機能だ。
ただ現像時間はこちらのほうがかかるのかな。
写真現像の調整の一部としても使えるし、また本来の写真とは違う路線で画像をアレンジして楽しむにもなかなか面白いソフトだ。

EOS 5D Mark II
EF24-105mm F4L IS USM
EF70-200mm F4L IS USM
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コメント

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HDRの機能はすごいですね。
まるで、拓真館に飾られている写真のように素敵です!

potatoさんまたルゴサ買われたのですね~(笑)
そうだ、教えて頂きたかったのですが、
鉢植えのバラの越冬ですが、根の部分は土に埋めていますか?
それとも、外に(空気にさらして)放りっぱなしなのでしょうか?

potatoさんは沢山鉢植えありますよね?
ルゴサなどは耐寒性があるとはいえ、
根はどうしていらっしゃるのかな~と気になってました。

HDRは一種の合成写真です。
うまいことやりますな~という感じです。

そう、また買ってしまいました。
これからやってくるものもあります。
結局また増やしてしまいました。

鉢バラの冬越しですか?
いまは工藤氏の推奨する鉢をただ横に寝かせるだけで冬越ししています。
埋めてはいません。
うちは芝生の部分があるのでそこに寝かしています。
小さなポット苗クラスでも同じ扱いです。
雪のない時期に氷点下15℃くらいになることもあるので心配もしましたが問題ないようです。
ただ冷え込みそうなときには寝かせた鉢にムシロをかけたりしました。
ただ、うちの鉢植えはほとんどが寒さに強いものばかりなのでチャイナあたりの種類だとちょっと心配ですね。
寒さに弱いと思われるものは鉢ごとでもいいので地面に埋めたほうがいいかもしれません。
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